1968年9月10日生まれの私。
あと1週間で「大台」こと、四十路に突入します。
未だ腰の据わらない生活を送っておりますが、
歳月だけは遠慮なくやってきては通り過ぎていきます。
10年前、三十路を迎えるのを「大台」と呼んでいましたが、
そんなに切迫感はなかったような気がします。
いや....今の方が、あの頃よりはちゃんと自分自身を生きている。
そんな実感があります。
あの頃は....つい最近までは、
自分自身を、自分の感情を、自分が感動を表に表すことを、
がっちり固めて止めていたからです。
最近我が家にケーブルテレビを導入しました。
今まではDVDを借りて観るだけだった、DVD化されるのを待つだけだった番組を、
今ではハードディスクレコーダに録り貯めて観る毎日です。
「24」「BONES」「HEROES」「プリズン・ブレイク」など、
DVDで全部または一部を観たものもありますが、最近いいなと思ったのが、
「ゴースト〜天国からのささやき」
最初は、「昔の映画の『ゴースト』と、どこが違うんだろ?」と思いついて録画したのですが、
オープニングタイトルを見てびっくり。
原案がジョン・グレイなのですね。「ザ・シークレット」のマスターの一人でもある。
そして不覚にも、エンディング近くで私は泣いてしまいました。
「いやぁ....いい話だなぁ。こういう話をもっと味わいたいよなぁ。
人の心を癒し、こわばりを溶かすような作品を」。
私がテレビを観て感極まったのはこれだけではありません。
逐一例示するのはやめますが、そんな機会がものすごく増えたことは確かです。
実は私、「泣けない人」だったのですね。
そして、泣くことを含めた感情表現全般が乏しい人だったのです。