昨年来、遅まきながら
「24 -TWENTY FOUR-」にハマり始め、あっという間に全シーズン制覇。
現在は口をあんぐり開けて次のシーズン(シーズン7)が日本に来るのを待っているところですが、本国でのオンエア開始が来年(2009年)1月ってことは....これまでのペースを考えると、日本リリースは「2009年の秋口」!?
それまで延々「24」ばかりを観ているわけにもいかないので、他の作品にも手を出し始めました。
「プリズン・ブレイク」と「LOST」あたりが定番コースらしく、最初の1枚を借りて観ましたが、
私は「24」のときほど「急いで次を借りて観てみたい!」感は湧いてきませんでした。「確かにおもしろいけど、まあ....後でもいいかな」と。
その代わり、現在借りて観ているのが、
「BONES -骨は語る-」と
「HEROES」です。
※両作品とも、詳しい説明は、各々のウェブサイトをご参照ください。
「BONES」は、題材が題材だけに、時折グロい画が入ってきます。
そりゃそうですよ。「犯罪がらみの検死」から毎回のエピソードは始まりますし、そこから様々な謎を紐解いていくのが、「BONES」の主題なのですから。
しかし救いなのは、主人公の法人類学者、テンペランス・ブレナン博士のキャラクター設定ですね。昔の言葉で言えば「おきゃん」そのもの。あるいは「女性版ジャック・バウアー」と言ってもいいかも。真実を追究するためには手段を選ばず秩序に配慮しないってあたりが、ジャックと似ています。
あとは、会話のノリが、高校生か大学生の「減らず口」の応酬みたいで、何かかわいらしい。これも、本作を楽しませてくれるひとつの要因でしょう。事件を解き明かす方よりも、そっちが楽しみで観ているような....。
「HEROES」は、日本人の俳優マシ・オカが、主要キャラでレギュラー出演しているというだけでも話題になるところですが、テーマ設定が興味深いです。
全体に通底しているのが「シンクロニシティ」。それに導かれる者や、それに抗おうとする者。はたまた利用してやろうとする者。アメリカと日本を舞台に、様々なドラマが同時進行かつ関連し合いながら進行します。
それと、「人間には、元来備えていながら発揮していない能力がある」という前提もありつつも、そうした能力に目覚めた際の対応が各人違っているのもいいです。全員が全員まっすぐに「世界を救うんだ!」とは進まないあたりが、リアルさを高めている気がします。
以上が、上記2作を制覇しようとしている「表向き」の理由です。
では、もう一段深いレベルで、「BONES」と「HEROES」を観ている理由とは何でしょう?