この週末は、NLPプラクティショナー認定コース(βコース)の7日目と8日目。
私にとっては、大きく、重要な変化を体感し、そのエビデンスを得ることができた2日間でした。
まずは土曜日。一日がかりで「アセスメント」が行われました。
これまで学んだことを総ざらいする機会です。
「アセスメント」 言うなれば 「現状査定」。
成績を付けて合否を決するのではなく、
今の受講生の状態をしっかりと観察し、その結果を伝えていくこと。
その上で、「できているところ」と「さらなる改善の可能性」を加えていくこと。
それだけといえばそれだけのこと。
しかし、受講生もアシスタントも、この日に向けて各々研鑽を重ねてきました。
我々アシスタントにとっては、
*きちんと受講生のことを観察(カリブレーション/キャリブレーション)できているか
*受講生一人一人の「この先NLPを学び続け&使い続けた後の姿」を観ているか
*必要なメッセージを、シンプルに、過不足なく組み立てることができるか
*メッセージを、文章と口頭で、受講生が受け取ってもらえるように伝えられるか
これらが試される日でもあります。
過去2回参加したβコースのアシスタントでは、
私はフィードバックシートを2人分しか書かせてもらえませんでした。
初参加で2枚書けたのは上出来としても、2回目も2枚だけか....なんでだろなんでだろ。
3枚書けないのはなんでだろ? 進歩ないじゃん何やってんだよオレ....。
いろいろ考えた結果、今回のβコースでは、
「自分のリソースや思いを、オープンかつシンプルに表に出していくこと」
を、私個人のアウトカムに据えました。
きっかけは「フィードバックシートを、3人分きちんと書き上げる」だったのですが、実は、私の実生活全般に言えることだったんだなと気づきました。
感情も含めて、自分の内面にあるものを表に出すまでに、幾重ものチェックを重ねていて、それゆえに、表に出なかったり、表に出すまでに時間がかかったりしていたのだと。
自分はできる人。
自分は役割(アシスタント+アセッサー)を果たせるだけの経験を重ねている人。
経験をしっかりリソースに変えている人。
そのように、自分で自分を信頼する。
さらには、今まで掲げてきたビジョンを脇に置き、もう一度心・身体・魂の中から出てくるものに身を委ねる。
今まで自分をむち打ってきたビリーフを止めて、限界を超えるチャレンジを重ねる。
そうして、自分の中にあるものを、一致した状態で、ニュートラルを土台に自由に表現できたとき。
メッセージは必ず人の心を揺るがすと信じる。
こうして臨んだアセスメント。結果は....。
3人分のフィードバックシートを時間内に書き上げました。
さらに、そのフィードバックを、受講生がしっかりと「学びの意欲と可能性」として受け取ってくれました!
NLPを学び始めた当初、「何を言っているのか、訳がわからない」「何か懸命に伝えているのだろうけれど、何を伝えたいのかがハッキリしない」などと思われていた私が、学び続ける意欲を促すメッセージを伝えているのです。
そして伝えられた受講生は、それにきちんと応えてくれているのです!
こんなにありがたいことがあるでしょうか。
いみじくも "Awakener" (目覚めを促し、サポートする人)を目指す者としては、これほどのエビデンス、これほどの承認があるでしょうか。
そして昨日は、最終日。
プラクティショナーのスキルの総集編ともいえるワークがありました。
ワークのリード、100%クライアントに没頭すること、フィードバック。
これらに、私の持てるリソースすべてを発揮し、伝えていきました。
その結果、受講生からのフィードバックとして、
「的確な、学びになるフィードバックをしてくれた」
「リードの時だけでなく、メタポジションでその場にいるときから、
安心感を作り出してくれていた。まさに『メンター』的存在だった」
「こんなに自分のことを観ていてくれているとは思わなかった」
さらに、今日一日を通じて、アシスタント仲間からのフィードバックとして、
「一致感がものすごく高まった」
「メッセージがものすごく伝わっていた」
「自分の中の『ねばならぬ』を手放して、ラクに成果を手に入れていた」
などなど、様々な言葉をいただきました。
そして今日のワークで、自分自身について新たな発見がありました。
私は、NLPを学び始めた頃に抱いたビジョンが未だ具体的な形を成していないことに、焦りを覚えていました。劣等感すら覚えていたのです。
が....実は、自分にとってより重大だったのは、
そのアウトカムを実現するにあたって、「今までやってきた&これからやろうとすることは間違いなのでは?」という不安を覚えていたことだったのです。
そしてその不安こそが、アウトカム実現を遠ざけていた「主犯」だったのです。
しかし、ワークを終えた今、
「いや、これでいいんだ。やり続ければ、必ず行くべき場所へたどりつける」
と確信できている自分がいます。
それと同時に、「今までやってきたことは、これから先へ進んでいくためには必要なことだったんだ」と自分の道のりを承認できている自分がいます。
自分の立つべき位置、進むべき道を、改めて確かめることができた。
私にとってはそんな8日間でした。
私のビジョンは、つい最近までは、山の尾根伝いの遠い向こうに見えていました。
今は、目の前まっすぐに伸びる道の先に見えています。