先週の土日は、またもセミナーのアシスタントを務めておりました。
「
コミュニケーション・ビジョンセミナー」です。
受講生として初めて参加したNLPのセミナーでもありますし、アシスタントとしても数回入ってきたセミナーでもあります。
なので、段取りはほぼ判っていますし、どこでどのような話があるのかも承知しています。
しかし、今回は前回から1年3ヶ月の間が空いたということもあって、新鮮な気持ちで受講生の立場を体験することができました。
それとともに、前回から今回までの間の変化も、受講中に確認することができました。
自分で気づいた大きな変化は3つあります。
「自分の現状を素直に認められるようになった」こと。
「自分の枠をより大胆に外すことができた」こと。
そして「スキルを自由に使えるようになっていた」こと。
1点目について。
「幸福の五角形」なるワークがあります。自分の生活について、5つの観点から満足度を付けるというものですが、以前はずいぶん悩んで評点していたような気がします。しかし今回は、スッとためらいなく評点できるようになっていたのです。「愛情? 50ぐらいだな。健康は80ね。おカネは....」。
他にも、セミナー中に何度か書き物をする時間がありましたが、いずれもスムーズに書き付けられたのが自分でも驚きでした。時間が足りないということがなかったのですね。
2点目は「橋のワーク」にて。
一人ずつ橋を渡ると仮定して、参加者一人一人が異なった渡り方をしなければならないというものです。しかも一度だけではなく三度も。つまり、参加者が50人だとすると、150とおりの渡り方をその場で作り出さなければならないのです。
私は、1回目は「後ろ歩き」、2回目は「飼い犬に引っ張られる飼い主」(←予想外にウケました)で渡りましたが、3回目に....やりましたよ、「世界のナベアツ」を。「3の倍数でアホになる」アレですよ。で....これもそれなりにウケましたよ。
これは....昔の私からすればもう「革命的」です。数十名の人を前にお笑いのネタをやるなんてことは「ありえない」ことでしたから。もっとも、アシスタント仲間からは「まだアホになりきっていない」とフィードバックをもらいましたけれど、いいんです。
3点目を実感したのは、複数の局面においてです。
・休み時間中の受講生との会話
・両親とのポジションチェンジで相手役をやったとき
前者は、受講生の過去から現在までを受け入れて認めつつ、未来(望ましい状態)に意識を向けるような問いかけをすること。これが特段の気負いもなく自然にできていたのがわかりました。
後者の「相手役」とは、クライアントが自分や両親のポジションに入って思いを語る際に目前にいる聴き役のことですが、このときにモデリングとペーシングを特に自覚して使っていました。今まではどちらかというと「ニュートラルにじっと聴く」感じだったのですが、今回は、クライアントの身振り手振りを真似るだけでなく、クライアントが語る言葉から相手像を想像して入ってみることをしていたようです。
総体的に、自分が「開かれた」あるいは「開いていい」状態で、場に臨めていたような気がします。
これまでに自分が無意識にブロックしていたことの多くが外れていたのが判りました。
特に、自分の内面を見せたり、人をリードしていこうという点において。
そういう意味で、私自身はとても清々しい気持ちで2日間を終えました。
忘れもしない1年3ヶ月前。
同じセミナーでサブリーダーを務めたときの経験は、私にとって苦いものとなりました。