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【更新終了しました】心+身体+魂の好ましい統一を得るべく自己探求を続けてきた、ある男の記録です。
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(第219話)「愛はいつでもそばにあるもの」 なぜなら、それはあなたの中にあるから
まずはご紹介しているこの本。
「4つの質問」と「ひっくり返し」により、シンプルにして衝撃的、かつ見事に、人間の認知の歪みを自覚させるメソッドを紹介しています。

<4つの質問>
 ・それは本当ですか?
 ・それが本当だと、絶対に言い切ることができますか?
 ・その考えを信じると、あなたはどうなりますか?
 ・その考えがなければ、あなたはどういう人になりますか?

<ひっくり返し>
 ・その考えの「主語」「目的語」「肯定/否定」などを転換してみる。
 ・それにより、あなたはどのような感覚を覚えますか?
  (元の考えを抱いているときと比べてどうですか?)
 ・ひっくり返した後の考えが、元の考えと同じくらいかそれ以上に
  本当であることを示す、三つの実例を挙げてみてください。

これ....見事に、NLPの「メタモデル」「メタプログラム」や「(制限となる)ビリーフ」が盛り込まれています。
NLPerにも興味を持って読んでいただける一冊ではないかと思います。


さて本題です。

去年の秋にリリースされ、今でも私の心の中では "Best of Love Song" に君臨している曲があります。

Innocent Love (THE ALFEE)
 ※参考記事:(第29話)愛はいつでもそばにあるもの 気づかぬうちにそっと輝く

この1年の間、私の中では、この曲に対するとらえ方(認知)が大きく変遷していきました。

(第一段階)「特定の誰かさん」を重ね合わせていた
これはよくある話ですね(^^;
歌詞を読んでいただければ判るように、この曲では「あなた」という単語が、呼びかけの対象として使われています。
その当時私は、ある人のことを「この人とだったら!」とものすごく思い入れておりました。
当然ながら私は、この曲の「あなた」を、思い入れていた人だと信じ切って、聴くたびにリソースフルな状態に浸っていたのでした。

(第二段階)「不特定の誰か」だと思えるようになったら?
(第一段階)での思いは、諸般の事情(!)から、その当時には叶わないことが明らかとなりました。
しかし私は、この曲には「ひと組の愛し合う人同士」を超えた可能性があるなと思い始めたのです。
つまり、この曲でいう「あなた」とは、「いまこの瞬間、私と同じくこの地上に生きる人すべて」のことである....というリフレームができるのだと。そうすることで、「Innocent(無償の;無条件の)Love」なるタイトルの本質に、より深く近づけるのではないかと。
そして、このリフレームによって得られた予想外の効果は、(第一段階)で自分の中に抱いた「あの感覚」を、喪失したのではなく、昇華することができたということです。

歌詞の中には「奇跡の絆が 二人を巡り逢わせた」とか、「何気ない月日の積み重ねが 二人を強くさせる」なんて言葉もありますから、そちらにとらわれると、まず(第一段階)の解釈しか生みようがないでしょう。
しかしその「二人」とは、自分が生きていく中で出逢うすべての人だととらえ直したときに、言葉の持つ意味や力がぐっと広がりました。もしかしたら、作者である高見沢俊彦「王子」の思惑以上に。

これが、つい最近....いや、今日のある瞬間まで抱いていたとらえ方です。
今日、街中を歩いているときに、ふと、ある思いが湧いてきました。
ちょうど耳元(イヤホン)に「Innocent Love」が流れていたときです。

(第三段階)
「もしかして....この曲の『あなた』はオレ自身のことで、
 歌っている『わたし』とは、もうひとつの、そして本当の自分ではないのか?」
「そして、このとらえ方、この感じ方こそが、『無条件の愛』の本質であり、
 実践し広めていく第一歩なのではないだろうか?」


このひらめきをもって、改めて歌詞を思い返したとき、思わず涙がこぼれそうになりました。
そして、胸の奥のつかえが解き放たれ、「もうひとつの、本当の自分」....これまで辛抱強く自分(=物理的な存在と、自分が自分だと思っている心理的・認知的存在)のことを見守ってくれた、自分に対する「無条件の愛」と呼べる存在....が、そこにいてくれたことが実感できました。

さらには、感極まったのは「自分」ではなく、
長らく自分の奥底にしまわれていた「本当の自分」「無条件の愛」だったかもしれません。
「よくぞ見つけてくれました」「また出逢えることができてうれしいよ」みたいな。


歌詞の最後を締めくくる言葉は、これです。

「世界の誰より I Love You」
オフィシャルサイトの歌詞には載っていません)

この言葉を、誰に呼びかける(それにより、かりそめの高揚感に浸る)わけでもないし、
誰かから囁きかけられる(それにより、ひとときの充足感におぼれる)わけでもない。

誰よりも何よりも「自分」のことを知っていて、無条件に受け入れ支えてくれる、
「内なる&真なる存在」からの最高のギフトとして、この言葉を受け取りたいのです。

この曲と出逢って1年以上、ようやくこの曲に込められた「真意」....作り手すら明確に意識していたかどうか、定かでない意識....に、たどり着けたような感覚を、今抱いています。
多分これから、この曲を聴くときは、自分の中にある「コア」とつながりながら、言葉のひとつひとつを全身に広げて味わうことでしょう。


ここに至るまでの道を開いてくれた、かけがえのない「我が同志」に感謝。
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コメント
 ケイティの前著は、面白そうなのがあるな......と感じつつも、立ち読みしただけでおわりました。やはり、こんな簡単なワークでどうなの、といった思いがありました。

 後書きで水島先生も似たようなことを書いていました。
今回、彼女が訳したと言うことで、ホーッと思って、買ってみました。まだ、ザ〜ッと目を通したところですが、Tazyaさんがお書きのように、NLP的な視点からも一理あると思いました。

 それでは、どうも。
| Hagrid | 2007/12/03 5:09 PM |
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