かなり久しぶりじゃないでしょうか。
「ファシリテーション」をテーマにブログの記事を書くというのは。
最近、「ファシリテーションを身につけたいのだけれど」と、
私の前歴を知ってか知らずか、ご相談を持ちかけられることが増えてきました。
# 私の前歴:
NPO法人「日本ファシリテーション協会」で、
# 2年ほど活動していたことがあります。現在は籍を置いておりません。
また、本屋に行くと、昨年よりも「ファシリ本」が増えているような気がします。
コーチングほどの流行りぶりではないですし、NLPほど人目を引くテーマでもないですが、
類書が増えているということは、ニーズがあって、かつ、それが増えているということなのでしょう。
で、さも当たり前のように「ファシリテーション」って書いていますが、
「何をどうする(何がどうなる)ことが」ファシリテーション(が機能しているということ)
なのかという共通理解は、案外得られていないような気がします。
# ですから、私は私なりの「ファシリテーション像」を、ここで綴るしかありません。
# ですので、読者の皆さまは、「これは、ひとつの例なんだな」とご了解の上、
# 読み進めていただければ幸いです。
私の考える「ファシリテーション」の定義は、
★その場に参加している人たちが、素直にモノを言いやすい状況・状態を作る。
★参加者から出てきたメッセージ(言語/非言語とも)を、公平に取り上げ、整理して、共有していく。
★共有されたメッセージに潜む「思い、信念、価値観」を互いが理解し、新たな次元で共通認識を得る。
★最後は、協働できる行動(計画)に落とし込む。
これだけです。これが実現できれば、どんな手段やどんなテクニックを使ったって構わないと、私は考えています。
ファシリテーションのカギ....といいますか、
ファシリテーターに必要な「存在感」というのは、実は「即興性」「柔軟性」です。